アンコ抜き、アンコ盛りの注意点
皆さんこんにちは、代表の相馬です。
今回は「アンコ抜き、アンコ盛りできますかー?」というテーマで記事を書いてみたいと思います。
アンコ(ウレタン部分)について考えてみる
お客様から頻繁に聞かれるテーマですが、皆さんは信用できる張替え屋にシートの張替えを頼んでますか?
いつか書きましたが、私は若いころはカーシートのカスタムシートを沢山作っていたのでアンコを調整するのはできます。
アンコ抜きって何なんでしょう。
足付きを良くするためにシートの肉を削り取る?
これは本当にらくになるのだろうか?
自分のバイクシートを、人のバイクシートと同じようにはアンコ抜きは出来ません。
例え同じバイクでも二つ並べて同じアンコ抜きをしたらあなたは満足できますか?
シートにはまずウレタン(アンコ)の厚みがあります。
又バイクメーカーがシートを作る時のウレタン材料の密度が違います。
大きくこの二つだけに分けて考えて見てもアンコ抜きをするのはただ2センチ抜けば良いねとか、後少し削ればOKだね、なんて話している所に頼むと、とんでもない事になります。
理論的・物理的に考えてみよう
シートは前から見ると台形に見えます(こんな形が多い)。
上から削れば削るほどシートの幅が広くなり、ガニマタでシートに座る事になり、足付きは余計悪くなります。
ガニマタにならないようにサイドを削るとシート本体のベースに近くなるため、痩せている人や、目方が多い人はオシリが痛くなります。
ではどの様に調整すれば良いのか(ノウハウは書きませんが)、
①そのシートはどこのメーカーのシートか、
②シート全体を見たときに、どのようなウレタンでこのシートは作られているのか、
お客様の大切なシートをカスタマイズするのであれば、少なくてもこのぐらい解らないと無理だね。
私のスカイウェーブもアンコ抜きしてますが、この季節高速で走っても体に合うカスタムシートに作ってあるのでオシリなんかあったかいぐらい。
機械は使わず、手作業で
バイクシート張替え屋は機械は使わないで手作業でアンコ調整してるんです。
カスタムシート、デザインや生地を変えるのにも沢山考えて作るのに、アンコ抜きするのにサンダーで削るなんて考えられません。
荒削りまでならばまだしも、仕上げまで本当に出来るかな?
(機械は絶対重いから、手元が狂えば仕上げ直前でウレタンを削り取ってしまい修理をするか、程度の悪い店はそのまま作ってしまうか、もっと悪いのはその削り取ってしまった部分に合わせて又サンダーで削り続けたり、もうこうなってしまうと何が何だか解らない)
お店をしっかりと見極める目を養おう
アンコ抜きをしてどうしても乗りたいのならば、頼む店の店主がどこまで親切に考えてくれるか、本当にこの店に頼んで良いか良く見極める事です。
又アンコの肉をかなり取れるシートでも、エンジンやフレームの幅が広いバイクはアンコ抜きを考えても無理です。
ガニマタで座れば意味が・・・・・。
アンコ盛りは好きな形に大概出来るはずです。
ただしこれもお客様がどこまで、その店を信用出来るかです。
自分のバイクシートと同じ,もしくは近い材質のウレタンで作ってくれるのか?
解らない時はその店の店主に注意深く聞いたほうが良いです、もし話をしている時に「なんか変だなー」「つじつまが合っていないなー」「細かいところ、遠回しにごまかしてるなー」と感じたらその店は考え直した方が無難かもしれません。
私も沢山見てきましたが、三段シートや段シートは開けて見ると切りくずのごみウレタンが力任せに詰め込んである物も見ました、原付シートなど張替え金額が安い事もあるのか、こんな物入れてんの・・・・・?
とにかくお客様がシートの変化を少しでも考えてカスタムシートに変えたいのならばシートを頼む店の店主の話を聞くことです。
少しでもアレっと感じたらその場で止めましょう。
2013年も宜しくお願いします
今年も大勢のお客様有り難うございました、来年も腕の良いバイクシート張替え屋にぜひご来店ください。
出来る限りお客様のご注文されたカスタムシートを制作させて頂きます。
良い品良いシート腕の良いバイクシート張替え屋に!
2013年、1日から営業しています。
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ぜひご来店ください。